
平成24年度宇都宮商工会議所青年部6月会員研修例会を6月28日(木)、商工会議所大会議室にて開催しました。
伴会長の所信の中に、渋沢栄一の教えに基づいた「企業は社会の為にある、地域社会で商いをして生存する企業は、地域社会に貢献すること」とあります。昨年の大震災以降、社会の仕組みや従来の価値観までもが変わり始めている世の中において、地域経済人としての資質を磨き続けることが私たちの使命と考えております。
そこで、今回の例会では「転生 那須与一」「戦国関東名将列伝」等の著者で、宇都宮の文学歴史作家の島遼伍先生をお迎えし、「宇都宮の歴史」と題して講演を頂きました。「ふたあらさん」と多くの宮っ子に親しまれている「二荒山神社」の誕生と歴史から、中世を経て戦国の世に至るまでのお話を伺いました。特に第10代崇神天皇の御代まで遡ると、二荒山神社は古の時代から我が街を見守り続けており、改めて宇都宮の象徴であることを感じました。郷土を愛され、郷土を知り尽くされた島先生の歴史学は非常に奥が深く、是非次回は近世近代へと続くお話を伺いたいと思いました。
全国の仲間をお迎えする来年度開催予定のYEG全国大会「とちぎ宇都宮大会」。宇都宮の歴史を学び続けることは、地域経済人としての資質を磨き、おもてなしの基本と捉えながら、全国という名のステージを創り上げていきたいです。
総務広報委員会 副委員長 山口 ゆりえ